三菱ケミカルHD、社長・会長歴任の小林喜光取締役が退任
三菱ケミカルホールディングス(HD)は、社長・会長を歴任した小林喜光取締役が6月24日付で退任すると発表した。小林取締役は2021年に会長を退任。現在、ジョンマーク・ギルソン社長が石油化学・炭素事業の分離を含む大胆な構造改革を推進する。転換点を前に、小林取締役は完全に同社経営から離れる。
小林取締役は07年に三菱ケミカルHD社長、15年に会長に就任。グループ再編や石化事業再編など、長きにわたり改革をリードした。21年から東京電力HD会長として、経営立て直しに取り組む。
三菱ケミカルHDは6月24日付で小林取締役を含む取締役3人が退任。取締役9人のうち社外取締役が過半を占める5人となり、ガバナンスを強化する。
日刊工業新聞2022年5月20日