投資規模250億超、パナソニックが組成した新ファンドの投資領域
パナソニックホールディングス(HD)は、米国のベンチャー企業への投資を目的とするファンドを組成した。投資規模は2億ドル(約257億円)。米カリフォルニア州で運営を始めた。継続的な投資を通じて成長性の高い領域を特定し、グループの事業創出につなげる。
ファンド名は「コンダクティブ・ベンチャーズ3号ファンド」で投資期間は10年。人工知能(AI)、新しい働き方、金融技術などをテーマとしたソフトウエア、ハードウエア、テクノロジー・イネーブルド・サービスといった領域を中心に扱う。初期の市場検証を終えて高成長ステージに入った企業に焦点を当てていく方針で、合計で15―20社程度への投資を想定する。
同社は2017年、20年にも同様のファンドを設立し、合計で25社以上、2・5億ドルを投資した。
日刊工業新聞2022年4月21日