「ZEH」標準仕様に、大和ハウスは競合メーカーを巻き返せるか

  • 0
  • 1
ZEH対応戸建て住宅商品「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」

大和ハウス工業は2022年度から販売する分譲住宅でゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)を標準仕様とする。競合の大手住宅メーカーでは一戸建て住宅のZEH比率が8―9割と高い企業もある。大和ハウスは21年度のZEH比率が約6割にとどまるが、標準仕様として25年度に同約8割、26年度に業界最高水準の同約9割に引き上げ、巻き返す。

ZEH住宅では屋上に太陽光パネルを設置するほか、高効率給湯器、省エネルギー機器、複層ガラスの窓を標準装備。必要に応じ、蓄電池や家庭用エネルギー管理システム(HEMS)も搭載する。大和ハウスは4、5階建てを除く分譲住宅の全商品でZEHを標準仕様とする。

また、ZEH比率の情報をこれまで注文住宅の請負のみ開示してきたが、22年度以降は一戸建て分譲を含んだ情報開示に踏み切る。

住宅業界では積水ハウスや積水化学工業などがZEH比率9割前後で先行する。積水ハウスは4月1日契約分から、住宅性能表示制度の省エネルギー対策等級の最上位の仕様を標準化するなど、住宅のさらなる脱炭素化を進める。積水化学は21年度から2年間で全国10分譲地で太陽光発電システムと蓄電池、HEMSを搭載した「全棟ZEH対応住宅」の販売を計画する。

政府は20年度にZEH比率50%以上の住宅メーカーに対し、25年度までに同比率を75%以上とするZEH普及目標を掲げる。他のハウスメーカーが前倒しで達成する中、大和ハウスも追い上げる。

日刊工業新聞2022年4月14日

関連する記事はこちら

特集

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。オプトアウトを含むクッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる