好調続く建設機械出荷額、ロシア制裁の影響は?

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日本建設機械工業会(建機工)が31日発表した2月の建設機械出荷金額は、前年同月比の2550億3000万円で、16カ月連続のプラスになった。輸出向けは同38・9%増の1764億1500万円で16カ月連続のプラス。国内向けは同2・8%増の786億1500万円で4カ月連続のプラスだった。好調な輸出が引き続き全体をけん引している。ウクライナ侵攻によるロシア制裁の影響は「3月以降に出てくる」(建機工)としている。

建機工によると、ロシア市場の割合は2021年4月―22年2月までで6・4%。3月はこれがほぼゼロになる可能性もあるが、北米やアジア、オセアニア、欧州が依然好調で、ロシア向けのマイナスをカバーしそうだ。

2月の北米向けは同53・9%増で14カ月連続の増加。「住宅工事向けのミニショベル、公共投資向けの油圧ショベル、クレーンがそろって好調で不安材料は見当たらない」(同)。アジアは同39・2%増で12カ月連続の増加。資源高を背景にインドネシアの鉱山機械などが好調だ。オセアニアも同36・4%増、欧州も同23・7%増で、そろって伸びが続いている。

機種別に見ても油圧ショベルが国内・輸出合計で同22・4%増、ミニショベルが同15・5%増、建設用クレーンが同38・7%増といずれも2ケタの伸びで、補給部品も同50・4%増。ロシアへの経済制裁の影響について不安があるのは確かだが、過度に悲観する心配もなさそうだ。

日刊工業新聞 2022年4月1日

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