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「無人運転」走行試験へ、JR東日本の研究開発の今

「無人運転」走行試験へ、JR東日本の研究開発の今

23年度から営業列車に搭載し、機能改善を進める(イメージ)

JR東日本は、ドライバーレス運転の実現に向けた開発をする。2022年度にカメラと画像処理装置の小型化開発を行い、走行試験を実施する。23年度からは営業列車へ搭載して通常走行時のデータ蓄積、機能改善をしていく。乗務員の運転支援や将来的にはドライバーレス運転への適用を目指す。

JR東日本研究開発センター(さいたま市北区)の先端鉄道システム開発センターが車両前方にステレオカメラを搭載し、列車が走行する線路内の障害物をリアルタイムで自動検知するシステムを開発している。

車両の揺れによる影響が少ない画像を得ることができ、障害物の誤検知を少なくした。カメラと画像処理装置で機能を分担することで、障害物を検知する処理速度を高めた。

日刊工業新聞2022年2月9日

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