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JR東日本が25―30年めどに首都圏でワンマン運転導入、対象路線は?

JR東日本は、首都圏において輸送システムの効率化を進めると発表した。無線を使った列車制御システムであるATACSの導入と自動列車運転装置(ATO)の高性能化を図るほか、首都圏での主要線区でワンマン運転に向けた準備などを進める。

ATACS導入とATOの高性能化は2028―31年ごろの使用開始を目指す。ATOSとの連携により遅延回復や列車群制御による省エネ運転など効率的な運転につなげる。

ワンマン運転は25―30年ごろの導入に向けて準備を進める。一部の線区にはATOを導入する。山手線、京浜東北・根岸線、南武線、横浜線、常磐線(各駅停車)などが対象となる。深沢祐二社長は、「運行管理と列車制御を融合させ、需要に応じた輸送サービスを提供したい」と述べた。

日刊工業新聞2021年12月8日

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