建設作業を効率化する「プロジェクションマッピング」活用技術が面白い

大成建設が開発

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プロジェクションマッピングを使い建物の床面に施工図面を原寸大で投影し、作業員が直接マーキングして墨出しできる

大成建設はプロジェクションマッピングを利用した建設現場での墨出し技術「T―iDigital MARKING」を開発した。新開発の「プロジェクター自動姿勢制御装置」と「映像補正技術」を採用し、床面に原寸大で投影した高精度な図面情報を基に作業員が直接マーキングできるため、正確で効率的な墨出し作業を実現した。建築、土木分野の工事を対象に同技術を積極的に導入する。

新技術はプロジェクターで投影した映像の歪みを高精度に補正する映像補正技術を採用。2メートル離れた場所からの投影ではプラスマイナス2ミリメートル以内の高精度な映像を実現した。また、プロジェクターの姿勢を傾斜角0・001度の精度で制御する自動姿勢制御装置を導入し、床面に正確な原寸大図面の投影が可能となった。

プロジェクションマッピングを利用することで、従来は重複していた墨出し場所の事前測量作業も一度に実施できる。さらに、壁、床、建具の建築仕上工事や設備工事などの総合的な情報を投影することで、複数の作業を専門知識がなくても最小限の作業員で同時に行える。

日刊工業新聞2022年1月5日

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