大成建設などがコロナ患者のICU向けロボットを開発。遠隔操作でリスク低減

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集中治療室に適用される遠隔操作ロボット

大成建設は国立国際医療研究センター(NCGM)と、新型コロナウイルス感染症患者の集中治療室(ICU)向け「医療機器遠隔操作ロボット」を開発した。医療従事者が非接触エリアから、防護服が必要な感染症の集中治療室の医療機器を遠隔操作できるシステムで、医療従事者の労働環境を改善するのが狙い。NCGMセンター病院の検証では、医療従事者の感染リスクが低減したことを確認した。

開発したロボットは生産施設向け「非触覚伝達型遠隔操作システム」の技術を応用した。第1弾として、頻繁に操作が必要な点滴静脈注射で使用するシリンジポンプの遠隔操作で効果を確認した。

ロボットは自動化と遠隔操作により動作する。シリンジポンプの操作ボタン・ダイヤル近くにロボットアームが自動で移動し、医療従事者がICUで使用する機器の表示画像やロボットの動きを映像・音声で確認しながら状況を判断し、コントローラーで遠隔操作を行う。

ロボット1台で最大6台のシリンジポンプが操作できる。

開発した技術は、医療従事者が遠隔からロボットを使って医療機器を操作するシステム構築に役立てる。

日刊工業新聞2021年6月7日

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