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次世代戦闘機に858億円、10年連続増加した防衛省22年度予算案の中身

次世代戦闘機に858億円、10年連続増加した防衛省22年度予算案の中身

次期戦闘機はF2の後継機となる(F2=航空自衛隊入間基地)

防衛省の2022年度予算案は前年度比1・1%増の5兆4005億円(米軍再編経費含む)で、10年連続の増加となった。中国が軍事費を増加し沖縄や台湾周辺で軍事行動を活発化しており、この脅威に備える。次期戦闘機の開発で858億円、関連研究を含め1001億円を計上したほか、研究開発予算を同37・6%増の2911億円に大幅増額。

研究の主なものは将来レールガンの研究に65億円、ゲーム・チェンジャーの早期実用化に84億円、飛行ロボット(ドローン)撃墜の高出力マイクロ波(HPM)照射技術の実証に72億円、極超音速誘導弾向けの高速飛翔体用シーカーに40億円など。防衛産業基盤強化予算も21億6000万円を盛り込んだ。

日刊工業新聞2021年12月27日

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