トヨタが超小型EVを一般販売、全車リース契約のワケ
トヨタ自動車は23日、2人乗りの超小型電気自動車(EV)「シーポッド=写真」の一般販売を始めたと発表した。全車リース契約とする。バッテリーを全量、確実に回収して再利用するのが狙い。運転が苦手な高齢者や若年層など、近距離移動が中心のユーザーの日常の足としての利用を見込む。販売目標は年2000台で、全国のトヨタ販売店やリース店で取り扱う。
トヨタが手がける自動車のサブスクリプション(定額制)サービス「KINTO(キント)」での取り扱いも検討しているという。価格は165万―171万6000円(消費税込み)。充電時間は100ボルト電圧で約16時間、200ボルトでは約5時間で、満充電時の走行距離は150キロメートル。最高時速は60キロメートル。
シーポッドは2020年12月に発売したが、これまでは自治体や法人への限定販売だった。
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日刊工業新聞2021年12月24日