トヨタが「22年の生産計画」通達を1カ月延期、半導体・樹脂不足で見通せず

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トヨタは新型コロナなどでの不透明感で1次取引先への来年生産計画の通達を延期する(高岡工場=愛知県豊田市)

トヨタ自動車が、2022年(暦年)の生産計画について主要取引先への通達時期を1カ月延期することが分かった。例年は12月下旬に翌年の生産計画などを示しているが、22年分については22年1月中旬―下旬に通達する。東南アジアでの新型コロナウイルスの感染再拡大による生産の停滞、世界的な半導体・樹脂不足など部品供給の見通しが不透明なことが要因とみられる。

トヨタは例年12月下旬に翌年の生産計画とさらに1―2年先の見通しを主要な1次取引先に示しており、部品メーカー各社は設備投資などの生産計画を立てている。

ただ今回は新型コロナ、半導体不足、国内の物流逼迫(ひっぱく)などが重なり、トヨタは現時点で22年の生産計画を見通すのが難しいと判断したもようだ。

8月以降、トヨタは新型コロナ感染拡大に伴う部品供給不足によって生産計画の見直しを重ねてきた。12月は7カ月ぶりに国内全14工場28ラインで通常稼働となり、これまでの減産を取り戻す予定だった。

だが東南アジアでの新型コロナ感染再拡大などによる部品不足の影響で8日以降、田原工場(愛知県田原市)などの稼働を断続的に止めている。トヨタ車体の2工場が休日稼働を取りやめるなど影響台数は計約2万2000台になる見通し。

15日には22年1月の世界生産が1月として過去最高の80万台程度となる予定を公表したが、予断を許さない状況が続きそうだ。

日刊工業新聞2021年12月20日

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