VRでレッカー搬送、トレーニングコンテンツの中身
シナスタジア(名古屋市中村区、有年亮博社長)とSOMPOホールディングス傘下のプライムアシスタンス(東京都中野区、大木雅人社長)は仮想現実(VR)技術を用いたレッカー搬送事業者向けトレーニングコンテンツを開発した。非対面・非接触でけん引作業を体験でき、新入社員が現場に出る前の研修などに利用できる。
コンテンツは高速道路で車両が事故に遭ったと仮定。コントローラーを操作しながら、安全地帯への車両の移動やレッカー搬送を音声などの指示に従いながら体感できる。シナスタジアは自動運転システムを開発するティアフォー(名古屋市中村区)のグループ会社で、自動運転車内のエンタメサービスなどを開発している。
今後は損害保険ジャパンを含めた3社でVRを含むデジタル技術を取り入れたトレーニングコンテンツの有効性を調査する。
日刊工業新聞2021年11月16日