家庭用エアコンの熱交換器をアルミ製に切り替える富士通ゼネラルの思惑

  • 0
  • 0
写真はイメージ

富士通ゼネラルはオールアルミニウム製の熱交換器を搭載した家庭用エアコンを、2022年4―9月期中に投入する方針だ。銅価格の高騰を受け、原材料として銅を特に多く使う熱交換器を、一部地域向けのエアコンでオールアルミ製に切り替える。ビル用マルチエアコン(VRF)でもアルミ製で熱交換の効率が高いマイクロチャネル熱交換器の採用を急ぎ、原価低減につなげる。

原材料高を踏まえた設計見直しの一環として、すでにアルミを採用している伝熱板(フィン)に加え、伝熱管などにもアルミを使ったオールアルミ製の熱交換器を、家庭用エアコンに採用して一部地域へ出荷する考え。仕向け先は明らかにしていないが、塩害が警戒される沿岸部を除く地域になる見通し。概算ではエアコン1台当たりの銅の使用量が7―8割、熱交換器の原材料費が2―3割減る可能性があるという。

一方のVRFでは高付加価値型の製品を軸に、アルミ製マイクロチャネル熱交換器の導入を急ぐ。極微細な伝熱管を集積させる同熱交換器は、伝熱面積が大きくなるため熱交換の効率が高まる。温室効果ガスの一種で、冷媒の働きをするフロンの使用量も減らせる。

同社の2022年3月期連結決算は、銅を中心とした原材料の値上がりで、営業利益が90億円余り下押しされる見込み。エアコンの設計変更で原材料高の影響を緩和する。

日刊工業新聞2021年11月1日

キーワード
富士通ゼネラル

関連する記事はこちら

特集

このサイトでは、アクセス状況の把握や広告配信などのためにクッキー(Cookie)を使用しています。オプトアウトを含むクッキーの設定や使用の詳細についてはプライバシーポリシーページをご覧ください。

閉じる