GITAIのロボットによる作業実証に成功

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実証の様子(GITAI提供)

宇宙ロボットスタートアップのGITAI Japan(ギタイ、東京都大田区)は、10月に国際宇宙ステーション(ISS)で実施したロボットによる作業実証に成功した。

実証は13日から17日にかけて実施した。ISSの商用利用を仲介する米ナノラックスのエアロックにて、アーム型ロボットによる宇宙用パネルの組み立てとスイッチの切り替え作業を行った。

同社のロボット「S1」が自律制御で作業を完遂した。追加実証として、米ヒューストンのナノラックスの管制室からの遠隔操作も行った。中ノ瀬翔社長は「全て成功するとは思っていなかった。我々としては自信につながる」と喜びを口にした。

自立制御でパネルを組み立てた

ギタイは宇宙飛行士の作業を代替するロボットを開発する。宇宙船のメンテナンスなどの作業を代替することで、宇宙飛行士の人的コストや危険を軽減する。宇宙開発が加速する中で、さまざまな作業を行いたいというニーズを取り込む。

同社は今回の知見をロボットアームや月面ローバーの開発に活かすとしている。2023年にはISS船外でも実証を行い、軌道上の人工衛星のメンテナンスサービスの開発につなげる。サービスはロボットを使い、人工衛星に燃料を充填したり、宇宙デブリを除去することを想定する。今後について、中ノ瀬社長は「宇宙での実証をどんどん行いたい。信頼関係を築いて、米航空宇宙局(NASA)から受注を取りたい」と展望を語る。

また、25年には月での実証を行うことを目指す。すでに月面用ローバーも開発しており、3次元地図の作成やドリルによる採掘、サンプリング作業などの地上実証に成功している。

ニュースイッチオリジナル

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