「変形型月面ロボット」の月面輸送とデータ取得、ispaceが任務遂行へ

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「変形型月面ロボット」の変形前㊧と変形後㊨(JAXA、タカラトミー、ソニーグループ、同志社大学提供)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、月面での画像データなどの取得を試みる「変形型月面ロボット」の月面輸送とデータ取得をするための実施企業をispace(東京都港区)に決め、契約を結んだ。変形型月面ロボット1機を、同社が2022年に打ち上げ予定の月着陸船で月面に運ぶ。同ロボットが取得したデータを月着陸船経由で地球上に送信する。民間企業が有する月着陸の機会や技術を使うことで、数多くの宇宙探査を実現することにつながる。

JAXAとタカラトミー、ソニーグループ、同志社大学は、月面探査に使う「有人与圧探査車(ローバー)」を開発している。同探査車の概念設計をする上で、月面環境を調べて自動運転技術や走行技術を検討する必要があると判断された。

変形型月面ロボットを使い月面を走行させて月表面を覆う砂の挙動を調べ、月面の画像を取得するなどのミッションを行う。月面の砂の影響など取得したデータは有人与圧探査車の開発に生かす。

日刊工業新聞2021年5月28日

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