コロナデルタ株を不活化、新開発のガラスコーティング剤がスゴイ
ハドラスホールディングス(旧ヤマモトホールディングス、東京都江東区、山本英明社長)は、新たに開発したガラスコーティング剤に、99・9%以上の新型コロナウイルスデルタ株を、不活化する効果があることを確認した。国立感染症研究所から分与されたウイルスを使用し、日本繊維製品品質技術センターに委託した試験で実証した。
試験では新開発したガラスコーティング剤を塗布したアクリル板にデルタ株懸濁液を滴下し、その上にフィルムを密着させて25度Cで24時間放置。その後、ウイルスを洗い出し、ウイルス感染価(細胞感染性を持つウイルス粒子の数)を測定して確認した。
このコーティング剤を「DrハドラスEXプラス」として近く商品化し、変異前の新型コロナを不活化する「DrハドラスEX」と併売する。不特定多数の人が手を触れる全ての場所をターゲットに販売を進める。
生産は工場を併設した松飛台サテライトオフィス(千葉県松戸市)で行い、3カ月間で10万本(10ミリリットル換算)体制からスタートする。10ミリリットルで8平方メートルを施工できる。
韓国とスペイン、カタール、このほど契約したマレーシアの総代理店を通し、世界18カ国でも販売する。施工や販売方法などの研修はウェブ会議システムでサポートする。
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