抗ウィルスと殺菌機能もつガラスコーティング剤、ハドラスが生産能力10倍に

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ハドラス公式サイトより

【千葉】ハドラス(東京都江東区、山本英明社長、03・6450・4176)は、抗ウイルスと抗菌機能を持つガラスコーティング剤の生産能力を現状比10倍以上の月産10万本(1本200ミリリットル換算)超に増強する。そのため新工場を千葉県松戸市に建設し、2021年1月までに本格稼働を始める。新型コロナウイルス対策として増加する需要に対応するのが狙いで、計画していた新工場の建設を2年間前倒しする。

新工場への投資額は設備と建屋を合わせて1億円。延べ床面積は約660平方メートルで、ショールームと事務所を併設する。一部生産をスタートしており、5年後にさらに新工場を建設する計画もある。

これまでは協力工場で生産してきたが、新型コロナの感染拡大に収束の兆しが見えない中、国内に加え、世界で10カ国以上から引き合いがあり、海外ではスペインの企業に供給することが決まった。ただ、現状の体制では「受注に対応できない」(山本社長)ことから新工場を建設する運びとなった。

このガラスコーティングを塗布することで、5年間の抗ウイルス・抗菌化が可能となる。200ミリリットルで20平方メートルを施工できる。抗ウイルス・抗菌については抗菌製品技術協議会(SIAA、東京都新宿区)に製品登録されており、耐久性は公的機関による促進耐候性試験で確認している。

防汚や防水、防錆、防傷のほか、空気抵抗を減らす効果も確認しており、以前からスマートフォンや自動車、足場、スポーツ用品を中心に展開してきた。抗ウイルス・抗菌機能を付加したことで、医療介護からエレベーターのスイッチ、レジ、自動販売機など「ありとあらゆる人の手に触れる部分」(山本社長)に対する需要が増加している。

日刊工業新聞2020年12月4日

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