四足歩行ロボットで建設現場管理業務を10%削減。竹中工務店が実証

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Spotによる自動巡回

竹中工務店と竹中土木(東京都江東区)は、米ボストン・ダイナミクス製四足歩行ロボット「Spot(スポット)」の実証実験で、建設現場の自動巡回と遠隔操作による業務支援機能を実現した。3DLiDAR(3次元レーザー測域センサー)や高性能カメラなどを活用することで、工事の記録写真撮影や進捗(しんちょく)管理、資機材の配置管理など現場管理業務が約10%削減することを確認した。

実証実験では、3次元レーザー測域センサーを使用し、全天球撮影カメラを搭載したスポットがスロープや階段を利用し自動巡回しながら、工事進捗管理や資機材管理に活用する写真データを取得できることを確認した。

また、360度カメラや首振台座付きタブレット端末、小型プロジェクター、通話装置と、それをコントロールする小型コンピューター・バッテリー、遠隔通信に対応する「LTEモバイルルーター」を採用。遠隔地のオペレーターがパソコン、専用コントローラーを操作し、スポットが建設現場内を自由に移動しながら作業できることも確認した。今後、ユニット化することで、利便性を向上させたオペレーションシステムの開発を目指す。

竹中工務店と竹中土木は2020年12月、スポットの実用化に向け鹿島と3社で共同研究を開始した。今回の成果を3社で共有し、建設現場の働き方改革実現や先進技術の導入を促進する方針。

日刊工業新聞2021年9月15日

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