コロナ禍で決断。パナソニックがJR大阪駅前の展示施設を閉館
パナソニックは、JR大阪駅北側の大型複合施設「グランフロント大阪」(GF大阪、大阪市北区)に入居するショールーム「パナソニックセンター大阪=写真」の1―2階を2022年1月31日に、地下1階を同年2月28日にそれぞれ閉館する。大阪駅直結の利便性ある施設だが緊急事態宣言下で休業を繰り返していることや収束の見通せないコロナ禍の中で集客につながるイベント開催なども難しいため、撤退を決めた。
13年のGF大阪開設と同時に開業した同センターは同社の最新の家電や住宅設備の体験・相談コーナーなどが設けられている。21年4月には累計来場者が1500万人を突破していた。地下1階で扱うリビング関連の展示は22年春をめどに松下IMPビル(大阪市中央区)内に移転予定。
パナソニックは15日、住宅設備などを提案する「リライフスタジオ フタコ」(東京都世田谷区)も12月26日で閉館すると発表した。
日刊工業新聞2021年9月16日