回復基調にブレーキ、乗用車8社の世界生産が6カ月ぶり減少した原因

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乗用車メーカー8社が発表した7月の生産・販売・輸出実績によると、8社合計の世界生産は前年同月比2・6%減の195万4899台と6カ月ぶりに減少した。単月で200万台を割るのは2カ月ぶり。半導体不足の影響で海外を中心に生産が低迷。コロナ禍からの回復にブレーキがかかった。足元では半導体不足に加え、東南アジアの感染再拡大で部品不足も起きている。すぐに回復基調へ復帰することは難しそうだ。

トヨタは、11カ月連続で世界生産のプラスを維持。三菱自動車やスズキは、前年同月にコロナ禍で落ち込んだ反動増が生じた。

8社合計の海外生産は、同5・0%減の126万6128台だった。ホンダは2カ月連続でマイナス。北米や中国での半導体不足のほか、マレーシアなどでの感染再拡大によるロックダウン(都市封鎖)も響いた。日産は米国・英国の生産が大きく減り8カ月ぶりに前年同月を下回った。

8社合計の国内生産は同2・2%増の68万8771台。ホンダはコロナ禍で生産調整をした前年同月の反動増が生じた。日産は北米向けのスポーツ多目的車(SUV)「ローグ」などが増えた。前年同月を下回ったマツダやスズキ、ダイハツ工業、SUBARU(スバル)は、7月に半導体不足の影響で国内工場の稼働を一時停止した。

国内販売台数の合計は同5・9%減の34万2785台と減少した。

日刊工業新聞2021年8月31日

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