ソフトバンクが示す「6G」の世界。テラヘルツ波に力注ぐ

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ソフトバンクは14日、2030年代に普及が見込まれる第6世代通信(6G)についての技術展を開き、テラヘルツ波や高高度疑似衛星(HAPS)関連の技術開発に力を注ぐ方針を示した。利用可能な周波数や通信エリアの拡張を図る狙い。実現すれば人工知能(AI)を活用したシミュレーションなども行いやすくなるとみている。一連の活動により、多くの産業のデジタル化を支える社会基盤として6Gを機能させることを目指す。

テラヘルツ波は周波数拡張の手段に位置付ける。一般的に100ギガヘルツ(ギガは10億)から10テラヘルツ(テラは1兆)までがテラヘルツ帯とされ、6Gでは5Gの10倍の通信速度を実現する観点でこの帯域の活用が期待されている。ソフトバンク先端技術開発本部の湧川隆次本部長は、テラヘルツ波について「通信として使えることへの自信が着々とついている」と述べた。

HAPSは通信エリア拡張の技術として重視する。「災害などに影響を受けない安定した通信を実現する」(湧川本部長)意図もある。ソフトバンク傘下のHAPSモバイル(東京都港区)は2020年、無人航空機「サングライダー=写真」を用いて成層圏からの通信に成功した。商用化に向け機体や無線機の開発などを進める。

日刊工業新聞2021年7月15日

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