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人とロボットが暮らす未来社会、実現するための実験場の全貌

大阪市内にオープン
人とロボットが暮らす未来社会、実現するための実験場の全貌

実験場を万博会場内のレストランに見立て、コモングラウンド活用手法を実演

人とロボットが共に暮らす未来社会を実現するための実験場「コモングラウンド・リビングラボ」が大阪市北区の中西金属工業内にグランドオープンした。運営主体は大阪商工会議所など6社・団体で構成する運営委員会。次世代のスマートシティーを支えるプラットフォームづくりを目指し、広く参画企業を募集する。

オープンに際し、運営委員会を代表して大阪商工会議所の尾崎裕会頭が「さまざまな業種の方々が集まり、ラボを活用した実験や未来の製品・サービス開発に取り組んでほしい」とあいさつ。

またコモングラウンドの提唱者でもある建築家、豊田啓介氏は「これまでデジタルの世界とモノの世界を高精度、高解像度でつなぐプラットフォームがなかった。大阪・関西万博を一つの契機とし規模を拡大していきたい。異分野の企業がつながることで新しい価値が生まれる」と狙いを説明した。

すでに参画企業のTOA、シリコンスタジオ、大広(大阪市北区)の3社が「音」を切り口にしたプロジェクトをスタートさせており、今後も異業種による共同作業の活性化を期待している。

日刊工業新聞2021年7月5日

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