ホンダが新車のサブスク開始!満期時の車両買い取りが可能に

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ホンダマンスリーオーナーはまず、ホンダの認定中古車販売店「ユーセレクト城北」(埼玉県和光市)でスタートした

ホンダは25日、新車の定額利用サービス(サブスクリプション)「楽らくまるごとプラン(楽まる)」を個人向けに始めたと発表した。2020年に中古車のサブスクを始めており、新車が対象のサービスにも乗り出した。自動車を保有したいが、税金の支払いなどが煩わしいと考える人の利用を見込む。自動車価格が上昇傾向にある中、自動車との多様な付き合い方を提案する。トヨタ自動車など他のメーカーもサブスク展開を積極化している。

ホンダの楽まるの料金には、車両の利用料金やメンテナンスサービス、利用期間が3年間を超える場合の保証延長、税金、自動車保険が含まれる。月額料金は軽自動車「N―BOX」を5年契約し、月間走行距離1000キロメートル、ボーナス加算などがない場合で、消費税込み2万9194円。

契約期間は3、5、7年の3種類。満期時には利用者の買い取りに応じ、7年契約の場合は顧客に譲渡する。幅広い車種やオプションを選択可能で、自動車保険を組み込んだプランでも価格訴求力が高い点も特徴という。

ホンダは20年に、中古車に関するサブスク「ホンダマンスリーオーナー」を始めた。利用期間は1カ月から11カ月と比較的短期間の利用だ。これに対し楽まるは、将来的な買い取りも視野に入れた顧客向けに展開しすみ分ける。

若年層を中心に、モノを所有せずに利用できるサブスクへの関心が高まっている。自動車に関しては環境対応などの影響で価格が上昇傾向にあり、購入をためらう人が増えているという。また「コロナ禍で公共交通機関を避け、自動車で移動する人が増えている」(ホンダの担当者)点も追い風だとしている。

ホンダ以外にも、サブスクを手がける自動車メーカーは増えている。トヨタは「キントワン」、日産自動車は「ニッサンクリックモビ」、三菱自動車は「ウルトラマイカープラン」、ボルボ・カー・ジャパン(東京都港区)は「スマボ」を展開している。SUBARU(スバル)は3月に「SUBARU サブスクプラン」を始めた。リースやサブスクの市場に関し、ホンダは30年に向けて拡大が続くと推計しており、今後、各社の競争が激化しそうだ。

日刊工業新聞2021年5月26日

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