西武HDが売上高5380億円へ、コロナ前の水準目指す新中計の中身とは?
西武ホールディングス(HD)は、2023年度に売上高で5380億円(20年度比59・6%増)、営業損益で660億円の黒字(同515億円の赤字)を目指す中期経営計画を策定した。22年度に新型コロナウイルスが収束に向かい、23年度はインバウンド(訪日外国人)や国内景気が回復していくと想定。企業体質の強化を進め、23年度は利益ベースでコロナ前水準への回復を目指す。
グループ内の保有資産の価値向上やホテル・レジャー事業と不動産事業の競争力向上を狙いにグループ内の組織再編を実施する。設備投資は総額で1730億円を計画する。所沢駅西口開発計画など、将来の成長につながる投資を厳選して実施していく。
日刊工業新聞2021年5月14日