3つ目のコロナ治療薬「バリシチニブ」、どう使う?
厚生労働省の専門部会は、関節リウマチ薬として承認されている「バリシチニブ」(商品名オルミエント)を新型コロナウイルス感染症の治療薬として使用することを了承した。
厚労省が承認すれば、新型コロナウイルスの治療薬として承認されている「レムデシビル」、「デキサメタゾン」に続いて三つ目の治療薬となる。
米イーライリリーが開発した「バリシチニブ」は、免疫異常による炎症を抑える薬。日本イーライリリー(神戸市中央区)が販売している。
新型コロナウイルスによる肺炎で、酸素吸入が必要な中等症から重症の患者を対象に、特例承認されている抗ウイルス薬「レムデシビル」と併用の投与を前提としている。すでに米国では「レムデシビル」との併用が認められている。
日刊工業新聞2021年4月23日