小惑星「リュウグウ」の砂も分析!堀場製作所の新拠点
堀場製作所は、製品メンテナンスや受託試験などを担うサービス事業の新基幹拠点(京都市南区)を公開した。先端分析機器を備え、6月から探査機「はやぶさ2」が採取した小惑星「リュウグウ」の砂や石の試料分析も行う予定。新拠点で同事業の強化、拡大をけん引する。
新拠点はサービス子会社の新本社ビル。投資額38億円。6階建て、延べ床面積約7500平方メートルで2月に完成した。1―2階のショールームを兼ねた分析ラボは面積が従来比約2倍。分析設備を増強し、ニーズに応じた分析技術の提案、受託分析、共同開発などを担う。リュウグウの試料分析は同ラボの専用ルーム(写真)で行う。
メンテナンス、顧客設備の遠隔モニタリング、実機トレーニング、校正機能なども充実した。
日刊工業新聞2021年4月23日