堀場が米試薬メーカーを買収する狙い

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堀場製作所は、臨床検査試薬メーカーの米メッドテストホールディングス(ミシガン州)を買収した。買収額は明らかにしていないが、10億円弱と見られる。メッドテストは血液や尿などの分析に使う生化学試薬を開発・生産するほか、検査手法の開発、規制当局への許認可対応の機能も持つ。堀場は医用事業の生化学ビジネスの売上高を2023年めどに19年比5割増の60億円に引き上げる計画で、買収はこの戦略の一環。堀場は、医用事業で主力の血液中の赤血球などの数を測る血球計数装置と、生化学試薬をあわせた包括的な血液分析ソリューションを加速する。

メッドテストは北米で生化学試薬の開発・生産・販売、薬物濫用検査手法の開発、装置保守などの4事業会社を持ち、世界でも厳しい米食品医薬品局(FDA)の規制に準拠した体制を構築している。20年の売上高は約13億円。堀場の医用事業は日本と欧州で強いが、メッドテスト買収で日米欧3極で業容拡大を推進する。

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