九州大が東芝グループなどと「風車ウエイク」の謎に迫る

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大規模洋上ウィンドファームでの「風車ウエイク」相互干渉の可視化例(実現象)(九大の発表資料から)

九州大学は、洋上風力発電に関する研究で、東芝エネルギーシステムズ(川崎市幸区)、日立造船、東京ガス、ジャパン・リニューアブル・エナジー(東京都港区)と共同研究契約を結んだと発表した。風車ブレードの回転に起因する「風車ウエイク」と呼ばれる風速減衰効果などの研究がテーマ。九大の風況予測技術で、着床式や浮体式の大規模洋上風力発電の導入を後押しする。

一般的に風車ではブレードの回転に伴い、風の下流側に風速の欠損領域が生じる。複数の風車で構成する発電設備では、下流の風車の発電などに影響を与える。

それらは大規模洋上風力発電施設を開発する際の融資適格性評価やコストに関係するという。

共同研究では海風や陸風の洋上風況特性、洋上乱流特性を「再エネ海域利用法」に基づき指定される促進区域を対象に明らかにする。研究期間は2024年3月末までの計画。

日刊工業新聞2021年4月20日

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