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認識率は95%以上、車両や歩行者を検知するAI技術の使い道

認識率は95%以上、車両や歩行者を検知するAI技術の使い道

交差点を通過する車両、横断歩道を渡る歩行者を検知

NECソリューションイノベータ(東京都江東区、杉山清社長)は、車両や歩行者の移動経路や停止時間などを分析する「フィールドアナリスト・フォー・ビークルズ」を発売した。価格は80万円(消費税抜き)。導入費は別途必要。今後3年間で40社・団体へ販売を目指す。

独自の人工知能(AI)技術を活用して、道路などに設置したカメラから車両を検出。普通車やトラック、バイクなどの種別ごとに通過する車両台数のカウントや、走行・停止の判別、車両の移動経路の分析を行う。同時に移動する人物も検出し、横断歩道を渡る歩行者などの人数をカウントする。

認識率95%以上の高精度な行動検知が可能。得られた車両や歩行者の数、停止時間などの情報を、渋滞原因の分析や車両の入退管理に活用できる。工事を請け負う建設業者では工事の際の迂回(うかい)路の設定・誘導など効率的な工事計画の立案につながる。加えて、ナンバープレートを認識することで、車両や人の動きを考慮したイベントの運営を検討することが可能。混雑などの回避や来場者の属性に応じた企画にも役立つ。

日刊工業新聞2021年4月16日

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