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トヨタが4月に披露するSUV型のEV、中国向け戦略車も日本で生産

スバルと共同開発したプラットフォームを初採用

トヨタ自動車は、スポーツ多目的車(SUV)タイプの新型電気自動車(EV)を4月21日―28日に開かれる上海国際モーターショーで公開する。中型のSUVとなり、SUBARU(スバル)と共同開発したEV専用のプラットフォーム(車台)「e―TNGA=写真」を初採用する。同車は2020年12月に欧州市場への投入を発表していたが、欧州と同様に電動車の需要が高まる中国でも戦略車に位置付ける。

「e―TNGA」は車両の幅や長さ、ホイールベースなどを車種に合わせて変えられるほか、前輪、後輪、4輪駆動に対応する。日本の工場で生産する方針で、発売時期や価格などの詳細は明らかにしていない。

トヨタは20年代前半に10車種以上のEVを投入する計画。20年は高級車ブランド「レクサス」のEVモデル「UX300e」を日本や欧州、中国で販売したほか、2人乗りの小型EVを日本で限定発売した。2月には北米で2車種のEV発売を明らかにした。

日刊工業新聞2020年3月17日

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