アミノ酸「GABA」売上高世界一のファーマフーズ、機能性食品で勝負するワケ

論理的思考力を維持・改善

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機能性素材「ファーマギャバ」を食品や飲料向けに提案する(ファーマフーズ提供)

ストレスや血圧の低減に効果が期待できるアミノ酸の一つ「GABA(ギャバ)」。ファーマフーズはグルタミン酸と独自の乳酸菌発酵によるGABAの機能性素材「ファーマギャバ」を安定供給でき、GABA売上高で世界一を誇る。2020年12月、ファーマギャバを配合したサプリメントが論理的思考力を維持する機能性表示食品として消費者庁に受理された。同素材は認知機能を維持・改善するとうたう菓子や飲料など向けにも拡販する。高齢者や論理的思考力が必要な若い世代の市場を開拓する。

ファーマギャバは臭みやえぐみがなく、添加しても食品の味を損なわない。少量でも効果が得られる。植物由来の原料なので安心・安全なのが特徴だ。GABAの自律神経を整える作用により、リラックス効果や睡眠の質改善といった複数の効果を得られることが報告されている。

ファーマフーズは三菱商事ライフサイエンス(東京都千代田区)と共同で、40歳以上の健康な男女で認知機能の低下を自覚している人を対象に有効性・安全性の評価や、論理的思考力テストなどを実施した。1日200ミリグラムずつGABAを摂取すると、物事の筋道を立てて考え、答えを導き出す力である論理的思考力の改善効果がみられた。また、作業記憶力や空間認知力、記憶力などにも改善の効果が得られた。既に国内特許を出願し、米国や中国などでの国際特許出願も計画する。

従来、認知機能の改善は中・高齢者層にニーズがあると捉えられてきた。一方で改善効果があった論理的思考力は学習、試験、仕事など若い世代にも必要とされるだけに、新たなコンセプト商品向けの供給が期待できる。

日刊工業新聞2021年2月16日

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