住友ゴムが約200億円の設備投資、活況の北米市場へ対応しタイヤ増産へ

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ニューヨーク州の米国工場(住友ゴム提供)

住友ゴム工業は9日、北米市場で好調な乗用車・ライトトラック用タイヤ需要に対応するため、能力増強などに総額約209億円を投資すると発表した。2021年から設備投資をはじめ、米国工場(ニューヨーク州)では23年末までに年間180万本の増産を予定。日本とタイの工場では設備を入れ替え、スポーツ多目的車(SUV)用タイヤの生産を増やす。24年までに北米市場向けの供給能力を3工場合計で年約380万本増やす。

住友ゴムは米国工場では乗用車・ライトトラック用タイヤの日産の生産能力を23年末までに現在比約84%増の1万2000本に増強する。タイと宮崎工場では既存設備をSUV、ライトトラック用生産設備に置換する。タイ工場では23年までに日産4150本を北米市場用に生産置換し、宮崎工場では24年までに同1600本を予定する。

同社は15年にグッドイヤーとのアライアンス解消に伴い、北米工場を取得。19年と20年は北米事業は赤字だった。20年7ー12月期では販売の伸びと生産数量の改善により黒字化した。21年は通期で黒字化を予定する。

山本悟社長は北米事業について「市場にあった製品投入の成果が出始めている」とする。北米市場では特に「ファルケン」ブランドのタイヤが好調だ。20年はコロナ禍でありながら、同ブランドの市販用販売本数は19年比約5%増の910万本。市販用乗用車用タイヤでの同ブランドの同市場でのシェアは同1・5ポイント増の5・0%だった。

日刊工業新聞2021年2月10日

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