ブリヂストンの歴史と未来が見えるギャラリーがバーチャル化

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ゴム練り工程から検査までのタイヤ製造の過程が学べる(ブリヂストン提供)

ブリヂストンは技術開発拠点の東京・小平地区(東京都小平市)を再構築して「ブリヂストンイノベーションギャラリー」を2020年11月にオープンした。四つの展示エリアで構成され、会社の歴史やイノベーション、未来の世界を体感できる。同年12月からはコロナ禍で足を運べない人でも楽しめるバーチャルミュージアムを新たに公開した。

「お客さま、ステークホルダー、社会をつなぐ新たな共感の場」。石橋秀一グローバル最高経営責任者(CEO)は同ギャラリーをこう位置付ける。一つ目のエリアでは創業期からブリヂストンのDNAや挑戦の歩みを紹介。自社ラジアルタイヤ第1号となる「RD―10」、スポーツタイヤとして人気の高かった「ポテンザ RE71」など実際に使われたタイヤとともに同社の歴史を振り返れる。

2階にある二つ目のエリアでは大口径の航空機タイヤなど大小さまざまなタイヤが出迎える。同エリアでは知っているようで知らないタイヤの製造過程や、サステナビリティービジネスの中核と据えるタイヤのすり減ったトレッド部分を貼り替え再利用するリトレッド事業も紹介する。

創造と共創をテーマにした三つ目のエリアはゴムと樹脂を分子レベルで結びつけた世界初のポリマー「サシム」といったイノベーションの取り組みを展示。四つ目のエリアでは宇宙航空研究開発機構(JAXA)、トヨタ自動車と研究を進める月面でのモビリティー「有人与圧ローバ」のタイヤ(接地体)などを展示。イノベーションの先に広がる未来を感じられる。

会社の歴史からイノベーションの先に広がる未来を実感できる(ブリヂストン提供)

新たに公開したバーチャルミュージアムの完成度の高さにも驚かされる。360度カメラで撮影した館内の様子は実際に歩いているかのように思わせる。会場で流れる説明動画もクリックすれば再生される。バーチャルで予習をしてから現地で説明員によるガイドツアー(要予約、無料)に参加すると、楽しみが倍増するかもしれない。

【メモ】
▽開館時間=10―16時(入館は15時半まで)▽休館日=日曜日、祝日、年末年始▽入場料=無料▽最寄り駅=西武国分寺線「小川駅」▽住所=東京都小平市小川東町3の1の1▽電話番号=042・342・6363

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ブリジストン 博物館

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