FDKがリチウム電池3割増強へ、鳥取に新ラインで需要に応える

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FDKは、2021年夏をめどに鳥取工場(鳥取県岩美町)のリチウム電池の生産能力を3割増強する。生産ラインを増設するほか、鷲津工場(静岡県湖西市)のリチウム電池生産を鳥取工場に集約する。投資額は非公表だが、数十億円とみられる。キーレスエントリーやドライブレコーダー向けなど急速に伸びている車載関連分野からの需要に応える。

鳥取工場は円筒形や薄型、コイン形、鷲津工場は円筒形のリチウム電池を生産している。鷲津工場は鳥取工場へのライン移設後にアルカリ電池の製造に集中する。

リチウム電池の生産体制を強化する鳥取工場

リチウム電池は幅広い温度範囲下で安定的に電源供給を行うことが可能。安定した放電電圧や円筒形でマイナス40度―85度Cまでと幅広い温度範囲、20年という長期使用などの特徴を持つ。FDKのリチウム電池は、ガスや電力、水道など向けの電子メーターや火災警報器、ガス漏れ警報器などでの用途が多かった。だが、ここ数年で車載機器関連からの引き合いが増えていることから増設を決めた。

FDKは、2023年3月期を最終年度とする3カ年中期事業計画を実行中。その中の基本方針の一つとして、リチウム電池とニッケル水素電池の2本柱の安定化を掲げている。リチウム電池事業では車載をはじめとする商談を拡大し、第2の稼ぎ頭に育てる方針を示していた。

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リチウム電池

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