日立建機が部品管理にQRコード導入。その場で真贋チェック!

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サービス員が現場で直ちに部品の真贋を判定できる(イメージ)

日立建機は12日、サービス部品の真贋(しんがん)判定機能とトレーサビリティー(履歴管理)を強化したと発表した。油圧ショベルなどのサービス部品のパッケージラベルを刷新。部品ごとに付与したIDや新たに追加した2次元コード「QRコード」などで、現場ユーザーがスマートフォンを使って純正部品かどうか、即座に確認できるようにした。

従来の真贋判定は日立建機社員か代理店が提供する専用ゴーグルで見る必要があった。真贋判定をスピードアップし、偽物が多い海外の営業で役立てる。2022年度をめどに部品情報を利用したバリューチェーン事業の深化を目指す方針だ。

部品ラベルの刷新とクラウド型統合ID認証サービスは、凸版印刷の技術を活用した。偽造防止用ホログラムも新しいものに改めた。1月以降、つくば部品センタ(茨城県つくば市)から国内外の拠点に出荷する部品が対象で、海外工場へ供給する油圧ポンプやバルブの制御系統部品も含まれる。中国や東南アジア、ロシアでは割安さをうたった不正部品の売り込みが後を絶たない。真贋判定強化を不正部品対策と差別化戦略に活用する。

日立建機は20年7月に、アフターサービス用部品のブランドを国内外で統一。純正部品のほか、純正部品と互換性のあるセレクテッドパーツや再生部品の規格も定め、認定サプライヤーが製造した部品も保証対象に加えている。

日刊工業新聞2021年1月13日

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