日立やフジテック、エレベーターのコロナ対策ソリューション提供相次ぐ

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フジテックの赤外線センサーと一体化したプッシュ式ボタン

自動換気・密になると警告

昇降機各社は、新型コロナウイルス感染防止対策として新たなソリューションを相次ぎ提供する。日立製作所はエレベーターかご内の換気・空気清浄機能などの有償付加を23日に始める。フジテックは手を触れずに行き先階を登録できる「非接触ボタン」を新設エレベーターに標準装備した。

日立グループの日立ビルシステム(東京都千代田区)はエレベーターに取り付ける強制換気ファンを開発し、待機状態が一定時間経過すると自動で戸が開いてファンを稼働させる。換気完了後に戸を再び閉じて、パナソニックの「ナノイーX」発生装置で、かご内の空気をきれいにする。

また、かご内の積載量から人数を計算し、3段階に分けた密集度の基準に合わせてアナウンスや運転制御を実施して密集を回避するソリューションも提供する。どちらも新設エレベーター向けは23日に、更新時向けが2021年1月に発売する。

フジテックは21日から非接触ボタンを標準型エレベーター「エクシオール」の標準装備仕様に加えた。また、赤外線センサーを小型化したことでプッシュ式ボタンに内蔵し、従来別々に配置していたボタンとセンサーを一体化できた。一体型非接触ボタンを採用した昇降機の出荷は21年4月を予定し、販売目標は年間1500台。


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日刊工業新聞2020年12月23日

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