なんと!サッポロビールが米国に主力工場新設へ

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サッポロビールは2024年をめどに米国にビールの主力工場を確保する。米国でビール製造設備を持つ製造請負事業者へのM&A(合併・買収)や提携を検討し、生産拠点を設ける。米国とカナダで自社ブランド「サッポロプレミアム」の販売が伸びているが、主にベトナム工場などで生産し、輸入販売している。今後も北米市場で需要拡大が見込まれる中、現地生産体制を築き、北米事業のコスト競争力を高める。

サッポロは北米事業を伸ばす上で課題となる現地生産体制の整備に着手する。工場の確保に当たっては、自社で醸造プラントなどの設備を持たず、製造を外部に委託する「コントラクト・ブルーイング」を活用する。現地には製造請負事業者が多いことから、21―22年にM&Aや提携などの具体策を決め、実行に移す方針だ。

カナダでは06年に買収したスリーマンに製造を委託しており、こうした経験やノウハウも生かす。短期間で生産に着手して、コストを抑え、効率的な現地生産体制を整える。

サッポロは84年に米国に現地法人「サッポロUSA」を設立し、北米市場に参入。自社ブランドとして「サッポロプレミアム」や「サッポロリザーブ」などを展開し、19年には260万ケースを販売するなど順調に数字を伸ばしてきた。21年3月にはアルコール度数やカロリーを低減した新商品「サッポロピュア」を発売するなど、さらに商品を拡充する。

北米での事業基盤の強化により、国際事業全体の出荷量を19年の2000万ケースから26年に3000万ケースに拡大。売上高は19年の500億円から26年に700億円に引き上げる。

日刊工業新聞2020年12月16日

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