酒税減税で需要増!ビール大手4社が缶ビール一斉増産

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スーパードライを増産するアサヒビールの茨城工場

ビール大手4社はビールの缶商品を相次ぎ増産する。酒税法が10月に改正され、ビールが減税となったことを受け、キリンビールは10月に「一番搾り」を前年同月比4割、サッポロビールは「黒ラベル」を同3割、アサヒビールは「スーパードライ」、サントリービールは「プレミアムモルツ」をそれぞれ同1割増産する。10月は減税によってビールの店頭価格が下がり、10日までの出荷量も前年同期比3―9割増と高水準になっている。

キリンは6日に「一番搾り 糖質ゼロ」を発売した。新商品の効果もあり、ビールの缶商品全体の出荷量が7日時点で前年同期比5割増となった。また、10月単月では、前年同月比3倍増と大幅に拡大する計画。布施孝之社長は「酒税法改正に合わせて、ビールの機能性商品を投入する」と、減税に合わせたビールカテゴリーの強化を打ち出し、これが奏功している。

サッポロは黒ラベルの出荷量が10日時点で前年同期比7割増と好調。減税効果で売り上げを拡大。サントリーはプレミアムモルツの9日時点の出荷量が同9割増と大幅に伸ばした。アサヒもスーパードライの10日時点の出荷量が同5割増と、各社は減税のチャンスを生かし、出足から好調だ。

ビールは10月の酒税法改正で350ミリリットル入り1本当たり7円の減税となった。一方、第三のビールは同9・8円の増税となっており、店頭での価格差が縮小している。ビール大手4社では9月からビールを増産して酒税法改正に対応しており、それが足元の販売動向に反映している。10月も引き続き増産し、拡販につなげる。

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ビール 酒税

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