SUVとクーペの特徴を併せ持つ新型「インフィニティ」、日本投入の期待

  • 0
  • 0
「インフィニティ」シリーズの新型車「QX55」

日産自動車は高級ブランド「インフィニティ」シリーズの新型スポーツ多目的車(SUV)「QX55」を2021年春に北米で発売する。SUVとクーペの特徴を併せ持つデザインとした。20年度に始まった日産の構造改革計画の中で、インフィニティとして初の量産モデル。先進運転支援技術「プロパイロット」を標準装備した。大胆なデザインを好む若い世代を含めた購買層の取り込みを狙う。

外観の意匠性を高めて、発光ダイオード(LED)のテールライトはピアノ鍵盤の形状を模した。グリルについても「折り紙」で折ったような文様を採用した。

内装には8インチと7インチのタッチパネルを取り入れた。車内のWi―Fi(ワイファイ)ネットワークには、最大7台の携帯端末が接続できる。また16台のスピーカーを搭載したことで、音響をより楽しめるようにした。

日産は10月に横浜市西区のグローバル本社ギャラリー内に情報発信拠点「インフィニティラウンジ」を開設した。インフィニティを展開する事業会社が4月に本社を中国の香港から横浜市に移転、これを機に日本で販売していないインフィニティのモデルなどについて、社内外から情報発信を求める声に対応した。

年間約125万人が来場する本社ギャラリーの一角に同ラウンジを設けた。2021年に発売予定のスポーツ多目的車(SUV)「QX60」の試作車「モノグラフ」や、セダン「Qインスピレーションコンセプト」の2台を展示した。

安原大介日産グローバルデザイン本部課長代理は、インフィニティを直接見たいという顧客の要望に応えたいと説明。また日本でインフィニティの開発に携わる多くの従業員はこれまで車両を見たり世界観を感じたりする機会が少なく「(従業員の)プライドやモチベーションとしても大切なものになる」という。

日刊工業新聞2020年11月19日の記事に加筆

キーワード

関連する記事はこちら

特集