丸紅とZMPの出資会社、成田空港で貨物の自動けん引

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丸紅とZMPの共同出資会社であるAiROは、成田国際空港で自動走行貨物けん引車の実証実験を始めた(10日、成田国際空港)

丸紅とZMP(東京都文京区)が出資するAiROは10日、成田国際空港が運営する同空港の制限区域内で自動走行貨物けん引車による旅客手荷物や貨物輸送を想定した実証実験を始めた。実運用を想定したサービス実証や手荷物輸送を想定したけん引能力の検証などを12日まで行う。

実験では、新たに開発した「ZMP製CarriRo Tractor25T」を使用し、貨物けん引車の自動走行を実施。貨物けん引車が同空港第2ターミナル本館からサテライト、駐機場までの区間を、運搬用コンテナ4台をけん引して往復する。

複数のセンサーで自己位置や周囲を認識しつつ、事前に取得した走行マップに沿って自動走行。日本航空の協力の下、自動運転技術と無人運転を想定した遠隔監視システムの検証を行う。

将来的な航空需要の回復を見込んだ場合、生産年齢人口が減少する中で空港における労働者の不足が懸念されている。貨物けん引車による旅客手荷物や貨物の輸送は運行頻度が高く、作業員を長時間拘束する。AiROの浅野通元代表取締役は「自動運転によって省人化を進めたい」と意気込みを語った。

日刊工業新聞2020年11月11日

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