空港の人手不足解消につながるか?新明和が搭乗橋装着を完全自動化 

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新明和工業は航空旅客搭乗橋を航空機の機体に完全に自動装着するシステム(写真)を開発した。作業者がボタンを一度押すだけで、搭乗橋が自動走行して機体に近づき、クロージャーと呼ぶ屋根部分を機体に装着して、ドアが開けられる状態にする。空港の人手不足解消や操作訓練の短縮、定時運航率の向上につながる。価格と販売目標は非公表。5月から日本国内、東南アジアなどの空港へ、既設・新設の搭乗橋の追加機能として提案する。

2018年に機体の手前10センチメートルまで自動で近づくシステムを開発し、国内やシンガポールで計30件以上を受注済み。完全自動化システムは19年からシンガポールのチャンギ空港で実証実験し、安全性などを確認した。空港の要求に合わせ、両システムを提案していく。

カメラ2台でドア位置を検出し、レーザー距離計でドアと搭乗橋の平行度を測って精密な装着姿勢を算出する。従来必要だった航空機機種の事前入力も不要とした。カメラ画像の処理にはパナソニック製の人工知能(AI)を活用した。

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