シャープ、有機ELディスプレー初外販の狙い

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6.4型OLEDディスプレーモジュール

シャープは、有機EL(OLED)ディスプレーの社外向け販売を始めた。ファインデックス(東京都港区)が2021年に発売する医療用の「視野検査装置」向けに、スマートフォン用の5倍以上となる3000カンデラ以上の高輝度OLEDモジュールの納入を始めた。両社は同製品の駆動用チップセットも共同開発した。シャープは18年6月に自社製スマホ用のOLEDパネルの量産を始めたが、外販は今回が初めて。

ファインデックスの視野検査装置は緑内障など視野に異常がある病気の進行度合いを判断するのに使うヘッドマント型ディスプレー。シャープは8月から高輝度でフルハイビジョン(FHD)を上回る解像度持つ6・4型OLEDディスプレーモジュールの納入を開始。量産は前半工程を三重工場(三重県多気町)、後半工程を堺工場(堺市堺区)で行う。

シャープはOLEDディスプレーについて、スマホなどの民生用に加え、医療、車載用の特徴的なデバイスを開発して事業を広げたい考え。自社製テレビにはシャープと別方式の他社製OLEDパネルを採用している。

日刊工業新聞2020年10月20日

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