IHIがJAXAから探査機用の推進装置を受注、火星衛星探査に協力

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MMX探査機のイメージ(JAXA提供)

IHIは29日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が主導する火星衛星探査計画「MMX」向けに探査機用推進装置を受注したと発表した。子会社のIHIエアロスペース(東京都江東区)が、MMXの探査機システム開発を担う三菱電機から受注した。受注額は非公表。推進装置の性能と、国内外メーカーの人工衛星などへの供給実績が評価され、今回の受注に至った。

推進装置は、火星周回軌道に探査機を投入する往路モジュールと、火星近傍での活動や地球帰還のための復路モジュールに搭載。探査機を目的の軌道に投入するための加減速や姿勢制御に使われる。今回受注した推進装置は、推力500ニュートン級の2液式大推力エンジンのほか、姿勢制御用の推力22ニュートンの小型エンジン20台、無重力状態で液体のみを排出できる推進薬タンクなどで構成する。

IHIグループは今回の推進装置以外にも、観測機器やサンプルリターンカプセルの前面ヒートシールドなど、MMX向けの開発に参加している。

日刊工業新聞2020年9月30日

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IHI JAXA MMX 火星

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