「機電融合」マルチ技術者を育成! 川重独自の教育プログラムとは?

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多様なスキルを身に付けた中核技術者を育成しサービスを高付加価値化する(ロボット技術者養成講座実習)

川崎重工業は、技術開発本部と全6事業の社内カンパニーが一体となり、IoT(モノのインターネット)やセンシングなどに精通した「機電融合型」のマルチ技術者を増やす。独自の教育プログラムを開発。入社5年目までの若手機械系技術者を選抜し、電気関係の知識を学ばせる。多様なスキルを身に付けた中核技術者を育て、付加価値の高い新サービス創出につなげる。

技術開発本部が教育プログラムを開発し、まずは4人程度を1―2年かけて育成する。機械系で入社した技術者を一律に電気系に転換させるのではなく、各カンパニーの事業戦略に応じて人工知能(AI)やIoT、強電、ソフトウエア開発などの専門技術を教え込む。

年間1カンパニーから1人を目安に選び、技術開発本部の実務に携わりながら、オン・ザ・ジョブ・トレーニング(OJT)を実施。研修後は各カンパニーに戻り、開発のリーダー的役割を期待する。

例えば車両カンパニーから選ばれた機械系技術者は、北米貨物で実証試験が進む軌道遠隔監視サービスに必要な無線センサー技術などを習得する。

明石工場内の技術開発本部

川重は2030年度をめどに売上高に占めるサービス事業の比率を18年度比9ポイント増の25%以上に高める方針。サービス事業をけん引する電気系技術者を積極的に採用しているが、豊富な機械系に比べると十分とはいえないのが実情だ。

機械系の新卒採用者全員に電気の基礎教育を始めたほか、ロボット開発者の電気系教育を強化。19年度に始めたAIプログラミングオンライン研修も全社に広げる考え。eラーニングも幅広く受講できる体制を整える。

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