慶大病院が妊婦を遠隔健診、新型コロナ感染リスク軽減
【名古屋】中部電力は15日、慶応義塾大学病院(東京都新宿区)、メディカルデータカード(同)と共同で、同病院の産科外来で妊婦の遠隔健診を始めたと発表した。医師がビデオ通話で診察したり、検査結果や処方箋控えデータをオンラインでアプリケーション(応用ソフト)に送信したりする。妊婦の健診や分娩(ぶんべん)は新型コロナウイルス感染症影響では先延ばしできないため、遠隔健診で通院による感染リスクや負担を軽減できる。
メディカルデータのアプリ「MeDaCa」や中部電力のデータプラットフォーム(基盤)を活用。妊婦が自宅で測定した血圧や体重データを医師がクラウドを介して確認でき、対面時と同様の診療を受けられる。
日刊工業新聞2020年7月16日