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広島県が導入した軽症患者搬送車はマツダ「CXー8」

広島県は、新型コロナウイルス感染症の軽症患者などを宿泊施設に安全に搬送するため、マツダが開発した患者搬送用車両9台を導入した。県内7カ所の保健所などに配備する。5日、湯崎英彦知事、マツダの丸本明社長らが参加し、広島県庁で開発1号車の納車式を行った(写真)。湯崎知事は「懸案だった軽症者、無症状者の搬送にしっかりと取り組める」とし、丸本社長は「地域の感染拡大防止の一助になれば」と語った。

車両はマツダのクロスオーバースポーツ多目的車(SUV)「CX―8」で、運転席と後部席は繊維強化プラスチック(FRP)で仕切り、空調を別にして運転席側は陽圧、後部席側は陰圧にしウイルスが広がらない工夫をした。後部席の空気はHEPAフィルターを通じ排出する。

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