工場見学→博物館→感謝祭、スバリストを増やす必勝ルート

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展示ホールには歴代の車両がずらりと並び、スバルの歴史や技術を学べる

SUBARU(スバル)は国内唯一の生産拠点となる群馬製作所(群馬県太田市)に、地域やスバルファンとの架け橋となる「スバルビジターセンター」を構える。スバルの歴史をはじめ車両やプラットフォーム(車台)といった展示をそろえ、技術や環境への取り組みなどを紹介する企業博物館としての役割を果たしている。

スバルビジターセンターは2003年に設立。群馬製作所の完成車工場「矢島工場」に併設しており、主に工場見学者の受け入れの場として位置付けられ、年間10万人ほどが訪れる。

施設の1階展示ホールには同社を代表する19台の車両を常時展示する。自社初の軽自動車「スバル360」から始まり、現行のセダン「レガシィB4」やスポーツカー「BRZ」、コンセプトモデル「VIZIV(ヴィジヴ)」までスバルの過去から現在、未来へとつなぐラインアップがそろう。

ひときわ注目を集めるのがスバル360の試作車。いまだに走行可能な完成度の高さと細かなメンテナンスが垣間見える。日本機械学会により16年度の「機械遺産」の認定を受けた。さらに米国向けに製造していた左ハンドルのコンバーティブルモデルもスバルファンの心をくすぐる。

イベントにも工夫を凝らす。展示ホールには2000年の世界ラリー選手権「WRC」の第14戦ラリー・オブ・グレートブリテンで優勝した「インプレッサWRC2000」のラリーカーを展示。この優勝した実車を見ながらのラジコンカーの製作イベントも企画し、抽選で選ばれた20組の親子が参加した。

群馬製作所総務部の遠山茂課長代理は「スバルのファンづくりにつながる。工場見学と併せてビジターセンターをできるだけ来訪しやすい環境づくりをしていく」と強調する。これまで団体の受け入れが中心だったが、小人数も増やすことで見学者の間口を広げる。市民とふれあう「スバル感謝祭」などで一般開放する機会を設けており、市民や新規ファン獲得の契機とする考えだ。

※現在は空調更新工事などのため休館中。

スバルビジターセンターは工場見学や展示を通じてファンや市民、地域をつなぐ架け橋となる

【メモ】
▽開館時間=工場見学と併せて開館日の9時、11時、13時の3回▽入館料=無料(事前予約制)▽最寄り駅=東武伊勢崎線「太田駅」▽住所=群馬県太田市庄屋町1の1▽電話番号=0276・48・3101

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