【新型コロナ】欲しいけど買えない?「スイッチ」今年度の販売台数目標は9.6%減
【京都】任天堂は7日、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の2021年3月期販売台数目標を前期比9・6%減の1900万台に設定した。新型コロナウイルスの感染拡大が、部品調達や生産、ソフトウエア開発などに与える影響を考慮した。古川俊太郎社長はカンファレンスコールで「夏頃には部品調達を含め製造は回復するとみるが、長期化する事を前提に働き方(の改善)など柔軟に取り組む」とした。
同日発表した20年3月期連結決算は、営業利益が前期比41・1%増の3523億円だった。スイッチの携帯専用機「ニンテンドースイッチライト」を19年9月に投入したことなどでスイッチハードウエア販売台数が同24%増の2103万台となった。3月発売の「あつまれ どうぶつの森」など同ゲーム機向けソフトウエアの販売本数は、同42・3%増の1億6872万本を記録した。
21年3月期連結業績予想は当期利益が前期比22・7%減の2000億円とした。
日刊工業新聞2020年5月8日