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ECに負けない店舗づくりにAI活用、大日印がベトナムの大学と共同研究

大日本印刷は、ベトナム国家大学(VNU)ハノイ校と共同で人工知能(AI)を活用した店頭での販売促進支援に関する研究を始めた。来店者の関心度合いの変化に応じて最適な情報や演出を提供する“心地よい売り場”の実現をテーマに掲げて、AIの開発や関心度合いを可視化できるシステムの研究に取り組む。

来店者が衣類や菓子などを手に取った時の反応やしぐさを捉えて分析し、変化も見ながら最適な情報を選ぶ「行動認識AI」の開発を共同で進めている。

試作版システムでは、商品の香りを確かめた時は香りに関する情報を提供し、材質や重さを調べるしぐさをした人には商品の利用イメージを伝えられる。電子商取引(EC)が拡大する中で、店頭販売に新たな顧客体験を加えて店舗の競争力向上を支援する。

VNUは人間の細やかで連続的な動作を捉える技術の開発に取り組んでおり、いち早い製品化に向けた開発環境も整っている。

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