週1億枚供給も消えたマスク、正しい付け方だけでも知っておこう!

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政府はマスク不足を深刻に受け止め、解消に努力してもらいたい。「マスク着用を」とストレートに言えないほど、マスクが不足している。経済産業省によると、国内マスクメーカーは24時間操業で平常時の3倍増産し、週1億枚を供給している。政府の増産支援もあり、月内に月6億枚の供給が可能になるという。徐々に供給体制は整いつつある。

それでも現在、店頭でのマスク入手は困難だ。医療関係や公共事業者に優先出荷するのは理解できるが、それだけで市中に流通しないのはなぜなのか。政府は転売目的の買い占め行為、高額商品との抱き合わせ販売がないか、監視を強化してもらいたい。また、ウェブサイト上では高額でマスクが販売されている。こうした行為の自粛も促していくべきだ。

政府は生産者から直接マスクを買い上げ、感染拡大が続く北海道に供給することを決めた。今後各地で同様のことが起きれば、国が供給を管理する事態になりかねない。

一方で国民は必要な枚数の確保にとどめ、買いだめ行為は自制したい。世界保健機関(WHO)は「マスク着用は感染予防にならない」と指摘する。必要なのは発熱や咳などの症状がある人たちだ。

マスクの国内トップシェアを誇るユニ・チャームは、無料動画サイトに動画をアップロードし、マスクの正しい付け方を紹介している。ポイントは、鼻に触れるマスク上部を折って鼻のカーブにフィットさせることと、あごまでしっかり覆うこと。

飛散物が中に入らないよう、顔のなるべく多くの部分を覆い隠すのが重要だ。マスクは自身の唾液などが飛散するのを防ぎ、他人の体液や花粉などが体内に入るのを防ぐ。完全に防げるわけではないが、飛散物に含まれるウイルスに感染するリスクは下げられるはずだという。

ユニ・チャームも増産体制に入ってはいるが、「いまだ入手困難」というのが消費者の実感だ。正しく付けることで、せっかく入手できたマスクを無駄にしないよう心がけたいところだ。

日刊工業新聞2020年3月4日の記事を加筆・修正

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